VOL.190 ダメ教師(3)

2013/08/21

2回にわたってダメ教師について書いてきた。さらに典型例のいくつかをあげておきたい。

「N大をスベリ止めにします」「ナンで?そこまで下げなくてもキミならもっとイイ大学で決まるよ」「でも、ウチの父の出た大学なんで・・・」これは私が実際にやってしまったことだ。別にN大に恨みがあるわけではなく、普通に進路指導をしていただけである。

教師は不用意な発言を厳に慎まねばならない。「ガンは怖い病気・・・」などと平気で話す教師もいるが、生徒の中に大切な身内がガンで苦しんでいる人がいないとも限らない。「覆水盆に返らず」で、一度口から出た言葉は戻らない。失言は政治家にはつきものだ。教師を一緒にはできないが、後先を考えずに失言、暴言を繰り返すのは教師も政治家も適性に欠けるダメな人である。

生徒に「ワカッタ!」「デキタ!」という感動を与え。「もっと知りたい」「次に進みたい」といった意欲を喚起するのがイイ教師の条件である。ダメ教師は極めてカンタンのことまで難しく説明し、感動や意欲どころか不快とか拒否の感情を惹起してしまう。教師は生徒が効率よく理解することを最優先すべきである。形式論理学的に自分のやり方に固執し敢えて難解な解説をするような教師もダメな範疇に入る。教師は知識を授けるよりも、知識を求める動機を与えることを優先したい。

職員会議で運動会や校外学習などの打ち合わせをすると、必ず天候の悪化や事故など最悪の事態をシタリ顔で持ち出してくる教師がいる。慎重さは認めるがそれを売りものにしているようで心がザラつく。全てにネガティブな教師も歓迎されない。

生来の資質にもよるが生き方に快いテンポやリズムを感じられない教師がいる。
歩き方、話し方、挨拶、授業展開の全てにメリハリがない教師だ。こんな全身から倦怠感が横溢しているような教師の授業などだれも受けたくない。常に心身共に健康で明るく元気に生徒にも同僚にも対応する教師でありたいものだ。

2013/8/21 彦井 脩

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