VOL.173「転職」

2013/04/10

一般企業に長く勤務されていた方が一念発起して教員になるべく我が社にたくさん登録される。

正にさまざまな事情を持った方が来られるが、二つのタイプに分かれる。

私立校なら免許さえ持っていれば然したる苦労もなく教員になれると思っている方と、そう易々と教壇には立てないと強い覚悟を持って来られる方である。前者は比較的高学歴の方が多く、学生時代の実力をもって臨めばなんとかなると思うようだ。

採用する側も教職経験を重視する学校もあれば、教育現場の経験よりも社会経験の豊かさを高く評価する学校もある。

教育実習以来、何十年も教壇に立っていない方も多いが教員として第二の人生をスタートされる方もいる。未経験の方で採用される方は、概して、それなりの特質や要素を持っている。

英語の先生なら、海外での生活経験が豊かであったり、英検1級やTOEIC900点以上などである。

もちろん予備校や塾での経験は大きな要素となる。わが子の受験で一緒に勉強した経験が面接の際にモノを言った方もいる。

予め今の学校事情を徹底的に調べた上で教師への道を目指される方はそれなりの覚悟も準備もできていることが多い。

もし教師への転職をお考えの向きは、子どもたちの人格形成に関わりたいとか、勉強の楽しさを分からせたいなどと教師になった後の生活を夢見る前に、先ずは教師になるための備えをしていただきたい。

まずは自分の専門教科の中高レベルの問題集など買い求めて、どこを訊かれても対応出来る力をつけることから始めても良い。

 

2013/4/10 彦井 脩

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